富山市Yさんのご依頼品
今回の修理は紫檀の香炉台ですが、ばらばらの状態で送られてきました。
最初の写真が送られてきた時の状態です。
こちらで分解したのではないので、どの足がどこに着いていたか(4ヶ所のどこか)どの彫りがどこに着いていたかが判らないので、接着剤を取ってから借り組をしてそれぞれの部品の接着場所を決めなければなりませんでした。(唐木製品は手作りで、それぞれの部品が少しずつ違うので元々組み立ててあった位置に接着しなければ隙間が空いたり歪んだりします。)また、足の一部が欠けていたのでその部分も同じ紫檀の材料を使って修理しました。
この状態で送られてきました
足の一部が欠けていた(左は本来の形)
紫檀の木を接着する
ヤスリで形を整える
足の修理完成
仮組をして部品の位置を決める
本組(接着してゆく)
ペーパーをかける
うるしを塗って完成